Snappyを使って落としてきたソフトで発生した種々の問題についてまとめる。
Snapとは
Ubuntuディストリビューションを開発・管理しているCanonical社が開発している パッケージマネージャである。
snap
というコマンドを通してLinuxシステムを一元管理できるのが売りである。
しかしながら、問題が発生した際に調査してみると、それが「Snap版のパッケージだから」ということが多い。
Snap版パッケージは系を楽に管理できる点で優秀だが、こういった微妙な使いづらさが目立つ。
VSCode
お馴染みのMicrosoft社製コードエディタである。
$ sudo snap install code
日本語入力ができない
Google日本語入力のオープンソース版MozcをIBus環境で使用しているが、VSCodeで何故か日本語に切り替えることができない。
ソースコードを書くときには問題ないが、日本語のドキュメントを書くこともあるので困る。
解決法は公式セットアップに従い、aptリポジトリを追加してしまうことである。
もしかしたらIBusのほうに問題があって、Fcitxを使えば問題ないかもしれない。
Docker
お馴染みのコンテナ仮想化アプリケーションである。
$ sudo snap install docker
Buildxが存在しない
デフォルトで含まれていないので、別途バイナリを落としてきて/usr/local/lib/docker/cli-plugins
に配置する必要がある(ぱっと見た感じではSnap版のbuildxパッケージは存在しない)。
バージョン管理がひたすら面倒くさい。
DEBパッケージならデフォルトで搭載されている。
解決策は公式のインストールスクリプトを使ってインストールすることである。
$ curl -fsSL https://get.docker.com | bash